人生の折り返し地点を曲がってもなお、もがいている人が狭く小さい世界から語る物語

「修学旅行×日光」懐かしさを活かしたInstagram広告制作


コンペ挑戦記です。
「懐かしさ」を「広告」に変えられるのか?
修学旅行から発想したデザイン制作の奮闘をお届けします。

目次

  1. コンペ概要
  2. 制作テーマ・コンセプト
  3. 制作過程
  4. 応募と結果
  5. 学び・振り返り
  6. 結びにかえて

1. コンペ概要

  • Instagramに表示される「東武トップツアーズ」の 秋の日光旅行の紹介広告のコンペ
  • 広告をタップすると、日光ツアーのページ(LP)に移動する、という仕様

【東武トップツアーズ × デジタルハリウッド】Instagram広告クリエイティブコンペ

2. 制作テーマ・コンセプト

今回のコンペでは、Instagram広告(1080px × 1080px)を制作しました。
ターゲットは「30代~50代の男女」に設定されており、出発地は「東京・埼玉などの関東圏」ということ。
この地域のこの世代は、小学校の修学旅行で日光を訪れた経験を持っているかたがいらっしゃる、という事実に注目しました。
そこで「懐かしさを呼び起こしつつ、大人になってから改めて楽しむ日光の魅力を伝える」という方向性をテーマに設定しました。

最初の段階ではキャッチコピーを複数考え、比較・検討しました。感情に訴えるもの、説明的なもの、ポジティブさを前面に出したもの…それぞれにメリット・デメリットがありましたが、最終的には「修学旅行」をキーワードにしたコピーを軸に採用しました。ターゲットの共感を得やすく、広告らしいわかりやすさも兼ね備えていたからです。

3. 制作過程

キャッチコピーを決めたあとは、それをどのようにデザインに落とし込むかを検討しました。意識したのは次の3点です。

  1. 懐かしさと新しさを両立させるトーン
    → 修学旅行の思い出を呼び起こしつつ、大人になってから訪れる新しい楽しみ方を想起させる。
  2. Instagram広告らしい視認性
    → 一瞬でコピーが目に入るように、文字サイズやレイアウトにメリハリをつけた。
  3. 写真の魅力を活かすデザイン
    → 背景写真が映えるよう、文字の配置やコントラストを何度も調整。

制作過程では複数のデザイン案を試行錯誤し、最終的に「ターゲットが“思わず懐かしさで立ち止まる”広告」を目指しました。

ラフ案

ドラフト1
戦場ヶ原を背景に、スペーシアXの窓枠。
う~ん。秋っぽくない。ごちゃごちゃ感満載。

ドラフト2
秋っぽさは出てきたけれど、当初のコンセプト「懐かしさ」を感じられない。

Photoshopの描画モードを色々試していたところ、「ソフトライト」にしたら、少年のイラストが良き具合に風景に溶け込んでくれました。
思い切って、スペーシアXの窓枠は削除して、写真は一枚にしました。

エントリー作品完成!

4. 応募と結果

仕上げた作品は、規定に沿ってコンペへ提出しました。
結果は残念ながら不採用でしたが、応募を通じて「実際のコンペに参加する」という貴重な体験を得ることができました。

また、初めてInstagramのバナー作成に取り組むことで、普段何気なく目にしているバナーを「作品」として眺めている自分がいました。
「デザイン」の視点からどうなっているのか?を考えながら眺めることが、今後も習慣づくといいなぁと思います。

5. 学びと振り返り

今回の挑戦で特に印象に残ったのは、「ターゲット理解の深さ」がデザイン全体を左右するということです。
私のテーマ選定は果たして妥当なのか?人の印象に残るのだろうか?ということを考えさせられました。
「30代~50代の関東在住の人たちがどう感じるか」を意識はするものの、この考えは私個人の独りよがりなのか?受け入れてもらえるものなのか?という疑問はついて回ります。
広告として実際に流れれば、おのずと結果は知ることになるのですが、残念ながら今回はそこまでに至らなかったので、疑問は疑問のまま。

広告では「どんなデザインが効果的か」を比べるために、テイストの違うデザインを2種類作る、ということも今回初めて知りました。
…というわけで、別バージョン(スペーシアX推し)のデザインも考えてみました。
そして、それぞれに縦型(1,080 × 1,920 px/セーフティゾーンあり)にもチャレンジしてみました。

自分のデザインが人の感度にヒットしてくれるのかどうかを事前に図るのは難しいですね。。だから悩むのですね。
でも、「トレンド」にアンテナを張ることはできるので、キャッチしてデザインに落とし込めるレベルになれるように、日々精進していきたいと思います!

6. 結びにかえて

今回制作した作品は、下記にも掲載しています。
よろしければぜひご覧ください。

📌 Pinterest ピンはこちら
My entry for the Tobu Top Tours × Digital Hollywood Instagram Ad Creative Competition

また、このブログでは今後も制作過程や学びをシェアしていく予定です。
一つひとつの挑戦が次のステップにつながると信じて、引き続きデザインの力を磨いていきたいと思います。


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